埼玉県教委に対して緊急の要請を行いました。
埼教組は8月23日、県教育委員会に対して、「コロナ感染拡大の中で新学期を迎える学校教育に係る緊急要請書」を提出しました。
新型コロナウィルスによる感染急拡大により、県内医療機関では「現場感覚ではほぼ100%埋まっている」(8/19埼玉新聞)という危機的な状況で、重症者や重症リスクの高い患者以外は「原則自宅療養」とした政府の方針転換により、医療から見放されたともいえる「自宅療養者」「入院調整者」の割合が多くなるばかりです。
その結果、「自宅療養中」に急変し、命の尊厳をも奪う在宅死の報道が全国的に増加しています。現状の感染爆発と医療崩壊は五輪の開催を強行したことによるものが具体的に現れているものであり、「緊急事態宣言」を発動すれば感染が収まるものではないことをあらわしています。
コロナ感染急拡大の中で小中学校はまもなく新学期を迎えます。デルタ株に置き換えられたコロナ感染症はワクチン未接種な子どもたちにも伝播しています。通常通りの教育活動を行うことはあまりにも危険です。子どもたちの教育の保障と、子どもたちと教職員のいのちと健康が守られなければなりません。その立場から緊急要請しました。