教員の長時間勤務に歯止めをかけ、豊かな学校教育を実現するための全国署名
学校では長時間労働がまん延し、病気による休職者は増える一方です。
若者も教職を敬遠するようになり、学級担任も確保できない「教員不足」がおきています。
教職員の未配置・未補充件数が、年々増えています。埼玉県教委管轄の4月当初の未配置・未補充の状況は以下の通りです。
2021年度 小学校 9件 中学校 4件 計13件
2022年度 小学校12件 中学校19件 計31件
2023年度 小学校39件 中学校20件 計59件
「臨時的任用教員等(教諭・助教諭)の未配置・未補充件数について」(4月当初)過去3年分の資料より
この数は加配や後補充の非常勤を除いた数です。この3年間を見ると小学校で4倍、中学校で5倍になっています。
教員に残業代を支給しない法律(給特法)の下で、教員の残業は増え続けました。学校の業務量にみあった教職員が配置されているのか?という問題もあります。
教員の長時間勤務に歯止めをかけ、豊かな学校教育の実現を求める教育研究者有志のみなさんが、教育研究の成果に基づいて、この解決には少なくとも次の3つの事項が不可欠だと考え、全国署名を始めました。
- 教員にも残業代を支給すること
- 学校の業務量に見合った教職員を配置すること
- これらを実現すべく教育予算を増額すること
埼教組も、この全国署名について共に進めていきます。みなさんのご協力をお願いします。
ネット署名はこちらから↓
7月中旬からは、紙媒体の署名も始まります。お近くの組合員にお声がけください。
ネット署名用のチラシを作りました。ご活用ください。